遅延型フードアレルギー

食べ物で病気になっていませんか?

「You are what you eat」「食べたものがあなたの身体を作る」とよく言われますが、果たして本当にそうでしょうか?
単に健康的な食事だけでは健康な身体を維持できないということはご存知ですか?
食べたもによっては免疫システムが反応を起こす誘因となってしまい、健康な身体に負担を与え、それが長期にわたると、多くの疾患の原因になる可能性があるのです。

フードアレルギー写真

 

アレルギーが起こるのはなぜ?

私たちの免疫システムの大部分は腸など消化管の内面に存在しています。
通常、消化管関連リンパ系組織は的確にコントロールされていて、外部からの有害物質(細菌やウィルス)や食べ物も適切に識別できます。
健常者の場合、このような識別力によってほとんどの食べ物に対しては免疫反応は起こしません。しかし、有害な環境要因や抗生物質の乱用、栄養や微生物の不均衡などによってバランスが崩れると、食べたものに対し免疫反応が起きてしまうのです。これは、異物と認識されてしまった食べ物に特異的な抗体を産生することによって行なわれます。

 

食物アレルギーには次のようなものがあります!

即時型(IgE)アレルギー
典型的なアレルギーで、誘発食物との接触から数秒〜数時間の間に起こります。
 症状:じんましん、腫れ、急性胃腸障害、急性喘息発作、口腔アレルギーなど
一般的な病院で行っている検査

遅延型(IgG、IgA)アレルギー
多くの場合、抗原(食物)への暴露から数時間〜数日後に起こります。
このため、遅延型と呼ばれています。
症状が現れるのが遅いことや、症状が軽度であったり慢性的なものであることが多く、
誘発食物との関連を見つけるのが難しいのが実際です。
一般的な病院で行っていない検査

 

対処法は?

簡単な採血(微量)により、遅延型アレルギーを起こしている食物を調べることができます。そして、該当する食物の除去(数日〜数週間)もしくは食物のローテーションをすることで、症状の緩和を図っていきます。
しかし、該当する食物の除去をするだけでいいわけではありません。
それは、下記の「食物アレルギー検査は食事制限だけのための検査ではない!?」
をお読みください。

 

食物アレルギーと関係が疑われる疾患

*アトピー、じんましん、皮膚炎
*便秘や慢性の下痢
*腹痛、膨満感など腸症状
*鼻炎、鼻づまり、
*喘息、慢性の咳
*口腔アレルギー症状、口内炎
*頭痛、偏頭痛
*不眠症
*慢性疲労症候群
*自閉症
*多動性障害、ADHD
*てんかん
*肥満
*慢性中耳炎
*背中痛
*線維筋痛
*関節リウマチ
など。

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食物アレルギー検査は食事制限だけのための検査ではない!?

私たちが食べた食物は、口から胃、さらに腸へと送られ、消化された食べ物は
栄養素として腸から吸収されます。
しかし、腸にリーキーガット(腸管壁漏出症)があると、栄養素は吸収されず、
穴が空いた腸の壁から細菌や毒素、未消化の食べ物が漏れ出します。
すると身体は侵入してきた異物に対して、免疫が反応してしまうのです。

だから、食物アレルギー検査で多くの食物が反応している人は、腸管上皮細胞の間に
隙間(穴)が空いてしまっているのです。

このように腸管壁のバリア機能が崩壊し、本来なら身体に吸収されるはずのない
未消化の食物や細菌、毒素が侵入してしまう状態のことを
リーキーガット症候群(LGS )と言います。

LGSが存在すると、食物アレルギーの原因となり、免疫が24時間常に発動し、
免疫状態が亢進、疲弊していきます。
この状態は腸に炎症状態を持続させることとなり、様々な症状を引き起こす結果に繋がります。

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