メディカルファスティング

食べないことで生命力をあげる不思議

人の歴史は飢餓との戦いでした。
私たちの遺伝子には飢餓であっても生き残れるようにプログラミン グされています。
すなわち、多くの重要な活動や身体の壊れた部分の修復は、空腹時に行われるよう、
遺伝子にプログラムされているのです。
現代では飽食になったにもかかわらず、病気が増え、医療費が増大しているのは
何とも皮肉なことです。

野生の動物は具合が悪くなると、動かずじっとして何も食べません。
熊は、 冬になると冬眠をしますが、これも一種の断食です。
来る春の活動に備え、何も食べず、じっと冬 を越します。

また、オタマジャクシがカエルになる前の数日間は、えさを取るのを完全にやめます。オタマジャクシから手足がはえ、えらやしっぽがなくなる変態は、断食がそのスイッチになっていると考えられています。
事実、オタマジャクシに強制的にえさを与え続けたところ、
いつまでもカエルにはなれなかった という実験結果も報告されています。

このように生物は生命力を上げるために、断食をしています。
オタマジャクシからカエルになる大仕事の前の断食を例にあげることができるように、私たち人間も、断食により60兆個もの細胞が整いはじめ、病気の予防にもつながります。

 

断食が身体を変える!精神も変える!

古代ギリシャの哲学者ソクラテスやプラトンも断食を行っていましたが、 
知的なひらめきが飛躍的にするどくなると残しています。
断食を通して解毒がなされると、より高いレベルで物事を考え始め、浄化され、
生まれ変わ った身体と心に新しい世界が広がるというのです。
断食は人間の生命力向上のためだけではなく、精神のデトックスにも及んでいるということがわかります。

断食によりエネルギー源が身体の中に入ってこないと、身体の中で何が起こるので
しょうか?    
肝臓に蓄えられたエネルギー源(グリコーゲン)は、24 時間~48 時間で枯渇する
と言われています。すると身体は脂肪を燃やしエネルギー源に変えていきます。
この時、脂肪が代謝されて最終的に生成される物質をケトン体といいます。

このケトン体は、α波の発生を促進させることがわかっています。
脳波には、α波、β波、δ波、θ 波などが知られていますが、α波は精神がリラックスしている時や一つのことに集中している時に大きくなる脳波です。

このように断食は、身体を整え生命力を上げ、精神的にも良い影響を与えます。

断食により得られる効果

①ダイエット、理想の体重を保つ
②デトックス
③腸内環境が整う
④思考が鮮明となる
⑤集中力を増す
⑥感覚を研ぎ澄ます
など。

ただ食べないということでは、身体の調子が悪くなることがあります。
断食をしてはいけない方もいらっしゃいます。
断食をするにあたっては、事前に身体の状態を把握し、計画を立てることが大切です。
身体の機能をつかさどる栄養素(ミネラル、ビタミンなど)をとりながら、
無理なく断食をすることで、具合が悪くなることなく、
効果的に取り組むことができます。
断食に興味がある方は、お気軽にご相談ください。

 

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