高濃度ビタミンC点滴
ビタミンCは身体の機能を向上させる上で必要不可欠なビタミンですが、
口から(経口)の摂取だけでは各組織に行きわたる濃度は限られています。
そこで、点滴でビタミンCを投与することにより、細胞の機能を活性化することができるのです。
ストレスの多い今日、食事によるビタミンCの補給だけでは十分とは言えません。
慢性疲労や、慢性疾患、歯槽のう漏、がんなどを患う人は、
組織や細胞内のビタミンC濃度が著しく低下していると考えられます。
ビタミンCの作用
*慢性疲労に効果を発揮
*免疫力を高める
*抗酸化
*酵素の働きを助けて解毒作用を発揮
*鉄の吸収を助ける
*抗腫瘍効果
*コラーゲンの生成に関与
*歯周病予防、治療に効果を発揮
など
現代人の多くが抱えているストレスですが、ストレスに対抗するために「副腎」と呼ばれる臓器から「抗ストレスホルモン」が分泌されています。
しかし、ストレスが続き、それに不規則な食生活や栄養障害が加わると、
副腎は簡単に疲れてしまい、十分な抗ストレスホルモンを作れなくなります。
抗ストレスホルモンが分泌されなくなると、ストレスに対抗できなくなり、
様々な症状が出てきます。これを副腎疲労症候群と言います。
この副腎疲労症候群にも高濃度ビタミンC点滴は効果を発揮します。
抗ストレスホルモン検査
ストレスに対抗するホルモンが、副腎からどのくらい出ているかわかる検査です。
抗ストレスホルモンは日内変動があり、時間帯により分泌量が異なるため、
正しいいサイクルにのっとった変動をしているか見ることが重要になります。
<副腎疲労症候群>
①ストレスを脳で感じると
②脳から副腎刺激ホルモンが出ます
③副腎は刺激を受けて抗ストレスホルモンを出します
↓
これによりストレスが緩和されます。
しかし、ストレスが続き、それに不規則な食生活や栄養障害が加わると、
副腎が疲弊し、ストレスに抵抗できなくなります。
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当院では、抗ストレスホルモン(コルチゾール)の検査をしています。
唾液を1日に4回とるだけの簡単な検査です。
下記のような症状がある方には有用な検査です。- 朝起きるのがつらい、午前中は調子がでない
- 疲れる、疲れがとれない
- 甘いもの、しょっぱいものが食べたい
- コーヒーなどのカフェインをとらずにはいられない
- アレルギー、蕁麻疹がでる
- 風邪の治りが悪い
- 気力がわかない、うつ症状がある
- 記憶力が低下した
- 低血圧、立ちくらみ
- 集中力がない、イライラする
など。
- 集中力がない、イライラする
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